予約優先制

受付時間
9:30~
 12:30
14:00~
 16:00
- -

休診:木曜・日曜・祝日 / 火曜と土曜は午後休診

女性内科って

女性内科は、ホルモンバランスやライフステージに関連する不調を、内科的な視点から診る診療科です。
「これって婦人科?内科?」と迷うような症状も、まずはご相談ください。
月経前後や更年期、産後などの体調不良には、ホルモンの変化によるものだけでなく、貧血·高血圧·甲状腺·心臓病などの内科的な原因が隠れていることもあります。
当院では、総合内科の視点から症状を多角的に評価し、必要に応じて婦人科や専門医と連携いたします。
女性の「なんとなく調子が悪い」を放置せず、早めの相談で生活の質を取り戻せるようサポートいたします。

女性内科とは

女性内科とは

女性内科は、女性特有の健康問題に特化した内科診療科です。内科全般の知識に加え、女性ホルモンの影響やライフステージの変化に伴う身体の変化、女性特有の疾患に関する知識を持つ医師が診療を行います。

従来の婦人科は、主に生殖器系の疾患を扱っていましたが、女性内科は、それ以外の内科的な疾患、例えば、生活習慣病、甲状腺疾患、骨粗鬆症、更年期障害など、女性ホルモンバランスやライフスタイルが影響する疾患を総合的に診療します。

女性内科の役割

女性内科の主な役割は以下の通りです。

  • 女性特有の疾患の診断と治療:更年期障害、月経不順、PMS(月経前症候群)、骨粗鬆症など、女性ホルモンバランスが関与する疾患の診断と治療を行います。
  • 生活習慣病の予防と管理:女性は、男性に比べて生活習慣病の発症リスクが異なる場合があります。女性内科では、女性特有のリスクを考慮した生活習慣病の予防と管理を行います。
  • 女性のライフステージに合わせた健康管理:思春期、妊娠・出産期、更年期、老年期など、女性のライフステージの変化に合わせて、必要な健康管理やアドバイスを行います。
  • 他科との連携:必要に応じて、婦人科、皮膚科、精神科など、他の診療科と連携し、総合的な医療を提供します。

対象となる症状や疾患

女性内科で診てもらえる主な症状や疾患は以下の通りです。

  • 月経に関する悩み:月経不順、月経痛、PMS(月経前症候群)、過多月経など
  • 更年期に関する悩み:ホットフラッシュ、発汗、不眠、イライラ、気分の落ち込みなど
  • 骨粗鬆症:骨密度の低下、骨折のリスク
  • 甲状腺疾患:甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症など
  • 生活習慣病:高血圧、糖尿病、脂質異常症など
  • 貧血:鉄欠乏性貧血など
  • その他:疲労感、めまい、冷え性、むくみなど

上記以外にも、女性特有の健康問題であれば、幅広く相談することができます。

女性内科を受診するメリット

女性内科を受診するメリットは以下の通りです。

  • 女性特有の悩みを相談しやすい:女性医師による診察で、デリケートな悩みも相談しやすい環境です。
  • 女性ホルモンの影響を考慮した診療:女性ホルモンのバランスが、様々な疾患に影響を与えることを考慮した上で、適切な診断と治療を行います。
  • ライフステージに合わせたアドバイス:女性のライフステージの変化に合わせて、必要な健康管理やアドバイスを受けることができます。
  • 総合的な健康管理:内科的な疾患だけでなく、婦人科的な疾患やメンタルヘルスなど、総合的な健康管理を受けることができます。
  • 他科との連携:必要に応じて、他の診療科と連携し、最適な医療を提供します。

上記以外にも、女性特有の健康問題であれば、幅広く相談することができます。

主に診る病気·症状

  • 疲れやすさ、冷え、不眠、動悸、立ちくらみ
  • PMS、更年期症状
  • 貧血、骨粗鬆症、甲状腺疾患
  • 膀胱炎、頻尿、便秘、むくみ
  • 気分の落ち込み、イライラ、自律神経症状
  • 産後の不調や低栄養、体重変化

よくあるご質問

鑑別診断について

Q1. 更年期か他の病気か、どう判断するの?
A. 血液検査、ホルモン検査、更年期スコア(SMI)、心電図、ホルター心電図などを組み合わせ、ホルモン変化か内科疾患かを丁寧に見極めます。複数の要因が重なることも多く、総合的に評価します。
Q2. 動悸や不眠がありますが、更年期のせいでしょうか?
A. 更年期に伴う自律神経の乱れの可能性もありますが、甲状腺異常や心疾患など内科的な病気が原因のこともあります。まずは内科的に評価しましょう。
Q3. 月経不順やだるさは内科で相談できますか?
A. 背景にある貧血や甲状腺異常、自律神経の乱れなどを評価します。婦人科的評価が必要な場合はご紹介いたします。
Q4. 自律神経失調症とホルモンの乱れはどう違いますか?
A. 両者の症状は似ており、重なっていることも少なくありません。生活背景や検査結果を踏まえて慎重に診断します。
Q5. どこに相談してよいかわからない不調があります。
A. 総合内科の視点から多角的に評価し、必要に応じて他科とも連携します。まずはご相談ください。

治療方法について

Q1. 更年期の治療にはホルモン療法しかないの?
A. 必ずしもホルモン療法だけではありません。漢方、プラセンタ、栄養相談、生活習慣の調整など、症状やご希望に合わせた治療を選択します。
Q2. ピルや月経管理の相談はできますか?
A. リスクと効果を丁寧に説明しながらご相談を承ります。必要に応じて婦人科とも連携します。
Q3. 漢方は体に合うか不安です。
A. 漢方薬は体質や症状に応じて処方を調整します。必要に応じて少量から始め、副作用にも配慮します。
Q4. 甲状腺疾患は内科で診てもらえますか?
A. はい。多くの甲状腺疾患は内科で管理可能です。必要に応じて専門医と連携します。
Q5. 気分の落ち込みも相談できますか?
A. 更年期や産後などホルモン変動に伴う心の不調にも対応しています。必要があれば、精神科など専門機関をご紹介します。

予防・予後について

Q1. 更年期はいつ頃から始まりますか?
A. 一般的には45~55歳頃ですが、30代後半から始まることもあります。早めの気づきと対応が大切です。
Q2. 骨粗鬆症や低栄養の予防には何が大事?
A. 食事·運動·日光·ビタミンDやカルシウム摂取などが重要です。当院ではINBODYや骨密度測定を活用し、定期的な評価を行います。
Q3. 女性ホルモンが減少すると何が起こりますか?
A. 骨密度低下、動脈硬化、脂質異常、認知機能の低下など、全身に多面的な影響を及ぼします。
Q4. 受診のタイミングがわかりません。
A. 「年齢のせいかも」「忙しくてつい後回しに…」という方も、不調が続くなら早めの受診をおすすめします。
Q5. 放置するとどうなることがありますか?
A. 貧血を放置して心不全や低栄養になる、更年期だと思っていたら腎不全やがんだったという例もあります。小さな不調のうちにご相談ください。

SMI(更年期指数)について

SMI(Simplified Menopausal Index)は、更年期症状の程度を評価する指標です。
のぼせ·冷え·動悸·肩こり·不眠·イライラ·疲労感などの合計点から、軽度~重度の状態を把握できます。
治療方針を決める際の参考になり、ご自身の状態を客観的に理解する助けにもなります。

当院で診療していただくことによるメリット

当院では、総合内科·腎臓内科·糖尿病内科の知見を活かし、ホルモン·自律神経·内臓機能·栄養状態などを総合的に評価します。
INBODY·骨密度測定·血液検査を組み合わせて、女性のライフステージに応じたきめ細かな診療を提供します。
院長自身も妊娠糖尿病や産後の不調を経験しており、「病気かどうか分からないけど調子が悪い」という方の声に共感し、寄り添う医療を心がけています。
必要に応じて婦人科·精神科などともスムーズに連携し、安心して受診できる環境を整えています。
トイレにはベビーチェア、院内にはキッズスペースも備えております。