予約優先制

受付時間
9:30~
 12:30
14:00~
 16:00
- -

休診:木曜・日曜・祝日 / 火曜と土曜は午後休診

ご挨拶

上條由佳はじめまして。北鎌倉かみじょう内科の上條由佳です。

これまで大学病院や都内の総合病院で15年、地域のクリニックで5年、内科診療に携わってきました。とくに総合内科・腎臓内科・高血圧・動脈硬化・透析医療を中心に、多くの患者さんと向き合ってきました。

医師を志した大きなきっかけは、十数年にわたって透析を続けていた祖父と、それを支えた祖母の姿です。病気は本人だけでなく、家族全体の暮らしに大きな影響を与える――その実感を、幼い頃から心に刻んできました。

また家族の誰かが体調を崩すと家庭全体が暗くなることもあり、「気軽に相談できる街のお医者さんになりたい」という夢を子供ながらに抱くようになりました。

病院勤務では、進行した病の治療にあたることが多く、日常生活が思うように送れなくなってしまう患者さんを数多く見てきました。そのたびに「もっと早い段階でケアができていたら」と感じ、病気になる前・進行する前に支える医療の重要性を強く意識するようになりました。

医師として研鑽を積む中で、時には数値やデータにとらわれることもありましたが、患者さんの言葉や表情から学んだのは「人として寄り添うこと」の大切さです。悔しさや戸惑いの声もあれば、病気を抱えながらも前を向かれる姿もあり、その一つひとつが私の学びとなりました。

恩師から教わった「TRC(Total Renal Care)」という考え方は、病気そのものだけでなく「どんな暮らしを大切にしたいか」「どう生きたいか」に目を向け、食事や運動、心のケアまで多職種で支えていく姿勢です。私自身の診療の軸となっています。

研究の面では、大学院で臨床研究を続けながら動脈硬化やサルコペニア、糖尿病の研究に取り組み、医学博士を取得しました。臨床を離れず研究を続けてきたのも、患者さんの声を常に忘れたくなかったからです。

腎臓病や高血圧、糖尿病といった生活習慣病は、自覚症状がないまま進むことも多く、「なんとなく調子が悪い」という小さなサインを早くキャッチすることが大切です。体は細胞や臓器だけではなく、睡眠・食事・ストレス・季節・家庭や仕事の環境など、暮らし全体とつながっています。

私自身も二人の子どもを育てる生活者です。気づかないうちに無理をしてしまうことや、治療が後回しになってしまう苦しさも身をもって知っています。だからこそ「ちょっと気になること」でも、どうぞ安心してご相談いただきたいのです。

日々の体調や不安に気軽に応えられる場をつくりたい――その思いから、この地での開院を決めました。

皆さんの「いま」を支え、そして「これから」も笑顔で過ごせるように、お手伝いできれば幸いです。

資格

  • 医師/医学博士
  • 日本内科学会 内科認定医 / 総合内科専門医 / 指導医
  • 日本腎臓学会 腎臓専門医 / 指導医
  • 日本高血圧学会 高血圧専門医
  • 日本糖尿病協会 糖尿病認定医
  • 日本透析医学会 透析専門医 / 指導医
  • 日本腹膜透析医学会 認定医
  • 腎代替療法専門指導士
  • 多発性嚢胞腎協会 PKD認定医
  • 難病指定医
  • 厚生労働省認定 緩和ケア研修会修了
  • 日本女性医学学会 女性のヘルスケア研修会上級編修了

所属学会

  • 日本内科学会
  • 日本高血圧学会
  • 日本腎臓学会
  • 日本透析医学会
  • 日本糖尿病協会
  • 日本腹膜透析医学会
  • 日本腎臓リハビリテーション学会
  • 日本臨床腎移植学会
  • 多発性嚢胞腎協会
  • 日本女性医学学会(旧・日本更年期医学会)
  • 日本腎代替療法医療専門職推進協会

略歴

  • 東京学芸大学附属高校 卒
  • 横浜市立大学 医学部 医学科 卒
  • 東京医科歯科大学(現・東京科学大学)大学院 博士課程 修了(医学博士)
  • 横浜市立大学 腎臓高血圧内科 客員研究員
  • ‘07横浜市立大学附属病院
  • ‘08横浜市立大学附属市民総合医療センター
  • ‘09~’21年日本赤十字社医療センター腎臓内科腎不全PD外来総括(在職中北見赤十字病院内科、東京大学腎病理教室研修・全人的総合的腎疾患医療研修)
  • ‘21~’23医療法人社団善仁会 中田駅前泉クリニック院長
  • ‘23~’25草川クリニック内科・循環器内科
  • ‘20~’25医療法人社団ときわ サルスクリニック日本橋統括ディレクター
  • ‘25/11 北鎌倉かみじょう内科開院

受賞

  • 17th International Society of Peritoneal Dialysis. Best Abstract
  • 第23回日本腹膜透析学会総会優秀演題賞
  • 第24回日本腹膜透析学会総会優秀演題賞
  • 第29回東京PD研究会最優秀演題賞

著書

  • 絶対成功する腎不全・PD診療TRC―治療を通じて人生を形作る医療とは. 初版,第二版 中外医学社
  • 腹膜透析・腎移植ハンドブック. 中外医学社
  • 医療者のための情報発信. 中外医学社
著書

主な論文

  • 腹膜透析患者を対象とした舌圧測定による嚥下筋定量評価および筋力・筋量・炎症・栄養マーカーとの相関―サルコペニア増悪サイクル介入のため オーラルフレイルの観点から 腎と透析 85巻 (2018.10)
  • 腎不全患者の自己管理・自己実現および高齢透析患者に効果的な患者指導とは?日本透析医学会雑誌. 50 巻 (2017) 3 号 p. 182-183
  • アシストPD成功へのアプローチ. 腎と透析83巻別冊. 腹膜透析2017 p200-201 (2017.11) 
  • 保存期腎不全保存期のサイコネフロロジー 受容段階に合わせた心理学的アプローチとは. 腎と透析82巻2号 p192-195(2017.2) 
  • 腹膜炎の科学と実践 PD関連腹膜炎を制御する 腹膜保護へ向けた理論と実践. 腎と透析81巻別冊2016 14-5(2016.9). 
  • ビタミンD製剤等薬剤により高Ca血症をきたし腎機能低下を呈した12症例  臨床体液 38: 73-77, 2011.